日本風工学会年次研究発表会・梗概集
平成25年度日本風工学会年次研究発表会
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数値解析
LESに基づく都市Canopy層内の乱れの長さスケールの推定
(その1)乱れの長さスケールの推定方法
*大風 翼小野 梓持田 灯環貫 陽
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p. 223-224

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抄録
k-e 型2方程式モデルを基礎として開発されてきた従来のCanopyモデルでは、エネルギー散逸率e の輸送方程式の付加項を気流障害物の幾何学的長さスケールの関数として表現し、幾何学的長さスケールと障害物により分解された渦の長さスケールを関連付けるモデル係数Cpeが導入されている。従来の研究では、実験と解析の風速や抗力等の比較からCpeが間接的に推定されており、建物群内部の乱れの長さスケールを求め、その値から直接Cpeを推定した例は全くない。そこで本報(その1)では、LES解析から得られた結果から、コンシステントスキームを用いて乱流エネルギーkやエネルギー散逸率e等の高次の乱流統計量を高精度に推定する手法を示し、これらを用いて乱れの長さスケールを推定する方法を示した。
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© 2013 日本風工学会
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