2011 年 26 巻 p. 35-40
耐久性・強度特性・施工性に優れたジオグリッドを用いた支持力補強工法として,一般にマットレス工法が用いられている.また,立体的な補強材であるジオセルは張力により内部の地盤材料を拘束することで,鉛直の荷重に対して補強効果を発揮する.本研究では,ジオセルとジオグリッド組み合わせた支持力補強工法を対象として支持力実験を行い,その補強効果を確認する.次に,本工法の設計法の確立を目的として静的支持力試験を参考に応力分布の測定を行い,補強メカニズム・応力の分散効果等について検討する.