ジオテキスタイルを排水フィルターとして使用する場合には、ジオテキスタイルの開口径と土粒子径の相互関係が非常に重要となる。本研究において開口径の測定に3種類の方法を用いた結果、50μm以下の開口径を持つニードルパンチ不織布に対しては、水によってジオテキスタイルを通して土粒子を流出させ、その通過土粒子の粒径から開口径を測定する方法が適していることが示された。
さらに5種類のジオテキスタイル試料とシルト質砂を用いた目詰まり試験を実施し、この結果と従来から示されているジオテキスタイルのフィルター基準と比較検討した。