抄録
国内の廃棄物最終処分場の遮水工には、様々な種類の遮水シートが適用されている。筆者らは、10年以上の長期にわたり代表的な遮水シートについて屋外暴露実験を行い、力学特性や表面状態の変化を追跡し、廃棄物最終処分場の標準的な供用年数(15年)に対して、それらの屋外暴露耐久性に十分余力があることを報告してきた。また、室内促進暴露試験との関係についても明らかにしてきた。さらに遮水シートを遮光性保護材で保護することにより遮水シートの劣化を大幅に遅延できることも確認した。今回は、各種遮水シート促進暴露試験に加え、埋立て後の耐久性把握を目的に行った各種遮水シートの様々な液体への浸せき試験結果を中心に報告する。