抄録
廃棄物海面処分場の遮水材として開発した線状高分子混合処理土は、浚渫粘性土に固化材と線状高分子材料を混合した土質系遮水材料である。靭性が高いので大きいひずみ領域でも遮水性能を発揮できることが特徴である。既往研究では線状高分子材料としてビニロンの短繊維を用いた室内配合試験・土質試験を実施し、線状高分子混合処理土の強度変形特性と遮水性について評価した。本研究では、引張強度、伸度、ヤング率等の力学的性質の大きく異なるビニロン、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレンの繊維を用いた線状高分子混合処理土の材料特性の相違を評価した。その結果、材質が異なっても繊維混合による靭性向上効果には大差がないことが確認された。