西洋古典学研究
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AristobulosとPhilon : εβδομα&b.sigmav;をめぐって
野町 啓
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1967 年 15 巻 p. 86-97

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抄録
Aristobulosは,FV/apud PE XIII, 12,9〜16 (besond.11b〜13),Philonは,Legum Allegoriae I, 2〜16において,それぞれ「創世記」第2章第2節-以下Gen.2:2と略記-の讐喩的解釈を行なっている.彼らは,Gen.2:2を解釈するにあたって,共通して,数7の持つ意義を強調することにより,またそれとの関連において,第7日,すなわちSabbathの神聖性を裏付け,ひいては,神による6日間の世界創造を意味付けようとしている.本稿は,両者のGen.2:2の解釈を比較検討することにより,両者の年代上の前後関係と,ならびに,特に後者の思想体系の中で,数7の占める意義を見ようとするものである.
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