1972 年 20 巻 p. 20-39
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ホメーロス(略H.)の言語は,周知のごとく,方言的にも年代的にも異った様々な要素が混在し,更に韻律言語に特有の人工的要素も加わって,きわめて複雑な様相を呈している.ここでは主として方言史的観点からH.のこのような言語相を分析し,併わせて叙事詩の言語(あるいは叙事詩そのもの)の起源の問題について若干の考察を試みたい.
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