社会関連会計研究
Online ISSN : 2760-7194
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言葉と環境/社会パフォーマンスとの関連
テキストマイニングによるCSRレトリック分析
中尾 悠利子
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2018 年 30 巻 p. 63-84

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抄録

本稿の目的は,コンピュータベースのテキストマインニングを採用し,環境/社会パフォーマンスの良し悪しの違いによって,サステナビリティ報告の定性情報の中でも,最も重要なトップステートメントにおけるCSRレトリックに相違があるか否かを明らかにすることである。本稿では言葉による正統化の違いを,Castelló andLozano (2011) による戦略的,制度的,弁証法的からなる3つのCSRレトリックを採用した。その結果,「環境パフォーマンス」および「社会パフォーマンス」の良い企業は,「弁証法的CSRレトリック」を使用する傾向が見られた。他方で,「環境パフォーマンス」および「社会パフォーマンス」の悪い企業は,「戦略的CSRレトリック」や「制度的CSRレトリック」の使用傾向は見られたが,「弁証法的CSRレトリック」の使用傾向は示されなかった。これらの結果から,環境/社会パフォーマンスの良し悪しによる正統化の違いが示唆された。

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© 2018 日本社会関連会計学会
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