農林省北陸農業試験場
1969 年 5 巻 p. 1-2
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水稲新品種「トドロキワセ」は, 収921(ハツミノリ)×藤坂5号)×ホウネンワセからの育成系統で, 早生偏穂数型の粳種である。ホウネンワセに比べて, 耐倒伏性, いもち病耐病性などがすぐれ, 良質多収で食味も同等である。昭和43年から, 茨城, 宮崎両県で普及に移され同44年からはさらに他の県でも奨励品種に採用予定となっている。その特性からみて, 東北南部, 北陸地方の平坦肥沃地帯および関東以西の早期栽培地帯に広く適応するとみられる。
北陸作物学会報
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