4 千葉県長生村における水稲折衷直播栽培の事例

抄録

新食糧法という米をめぐる新しい状況下において、稲作栽培に求められていることは消費者ニーズに即した良質米生産と稲作生産体制の強化を図るため低コスト栽培技術の確立である。その一つとして従来から乾田直播や湛水土壌中直播栽培が取り組まれ、すでに実用化されている。千葉県長生村においてその水田条件を生かせると考えられる、育苗・代掻き・田植えが省略可能な折衷直播栽培技術について平成7〜8年に調査したのでその結果を報告する。