2025 年 14 巻 3 号 p. 151-155
目的:下顎骨下縁皮質骨形態分類(MCI)を用い,骨格性下顎前突患者の下顎骨下縁皮質骨形態と垂直的な顎顔面形態との関連性を明らかにすることである.
対象と方法:被験者は骨格性下顎前突の顎変形症患者142名とした.側面頭部エックス線規格写真分析でFMAにより長顔型,中顔型,短顔型に分類した.デジタルパノラマエックス線画像よりMCI分類を行い,MCI Ⅰ型をGroup 1,Ⅱ型およびⅢ型をGroup 2とした.
結果:低骨密度を示すGroup 2は長顔型で75.0%,中顔型で56.1%,短顔型で44.8%となり,長顔型と短顔型の間で有意差が認められた.
結論:長顔型は下顎骨の骨密度が低い者が多いことが示された.