日本小児臨床薬理学会雑誌
Online ISSN : 2759-9256
Print ISSN : 1342-6753
モルモット喘息モデルの気道過敏性に及ぼすβ2刺激剤の影響
藤多 和信, 上野 幸三, 養父 佐知子, 出井 敬子, 加藤 正俊, 高橋 円, 飯倉 洋治
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1999 年 12 巻 1 号 p. 83-85

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抄録
卵白アルブミンで感作した喘息モデルモルモットを用いてβ2刺激剤の過剰投与が気道過敏性に及ぼす影響についてアセチルコリンに対する気道反応性を測定する方法を用いて検討した。フェノテロール3mg/日あるいは0.6mg/日投与群では2週間の抗原負荷後で負荷前に比べ気道過敏性が有意に亢進していた。この気道過敏性の亢進は非投与群,あるいはフェノテロールとベクロメサゾン0.45mg/日併用群では認められなかった。以上よりフェノテロールの過剰投与は気道過敏性の亢進を導くが,これはベクロメサゾンを併用することで防ぐことができると考えられる。同様の傾向がプロカテロール投与群,非投与群の間でもみられたが統計的に有意差は得られなかった。肺β2受容体量はフェノテロール投与群と非投与群で有意に差はなく,受容体量以外の因子がフェノテロールによる気道過敏性の亢進に関与していると考えられる。
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© 1999 日本小児臨床薬理学会
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