抄録
24時間投与法でMethotrexate(以下,MTX)の最大殺効果を示す最大投与量を決めるため,急性リンパ性白血病,悪性リンパ腫の再発例6例に,延べ57回の中大量MTX(225-1,000mg/m2)をCitrovorum Factor(以下,CF)救助なしに行い,その体内薬物動態,臨床効果および毒性を研究した。再発例6例中1例に長期寛解が得られた。臨床毒性は,骨髄抑制,消化器症状,粘膜症状,感染症など出現したが,いずれも可逆的で,致命的なものではなかった。骨髄抑制は500mg/m2未満(6時間法)と500mg/m2f(24時間法)では差がなく,550mg/m2以上(24時間法)では強く出現した。24時間法によるMTX,500mg/m2fは,CF救助なしで安全かつ,期待できる治療法と思われた。