日本森林学会大会発表データベース
第126回日本森林学会大会
セッションID: A02
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林政部門
小規模請負事業体の実態と展開-大分県佐伯市を事例に-
*川﨑 章惠武藤 周作佐藤 宣子
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抄録
 林業従事者数は著しい減少傾向から2005年には下げ止まりを見せ、若年者率もわずかながらも増加傾向にある。また、2005年から2010年にかけて家族林業経営体において素材生産量の増加率が大きいことも指摘されている(佐藤、2013)。
 そこで本研究では、2014年10~12月にかけて、素材生産が活発な大分県佐伯市の佐伯広域森林組合の請負班のうち操業歴が浅い、もしくは新規就業者が従事している小規模な請負班4班6名に対して聞き取り調査を実施した。設問項目は、創業の経緯、事業の内容、所有機械、経営の展望などについてである。
 その結果、聞き取り調査の対象となった6名のうち5名は10年以内に請負作業を始めており、前職は製材工場職員(2)、運送業職員(2)、土建業技術者と比較的安定した雇用条件であった。林業の請負業については、多くが出来高給で働いた分だけ収入につながることを魅力とあげた。一方で、各班新たな林業機械の導入や新規就業者の雇用を検討しているものの、経営の継続性に見通しが立たず事業拡大につなげることが難しいとのことである。
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© 2015 日本森林学会
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