日本林學會北海道支部講演集
Online ISSN : 2433-0825
カラマツ先枯病の薬剤防除に関する研究(VIII) : シクロヘキシイミド(Cycloheximide)配合剤に関する検討
高岡 恭五十嵐 恒夫
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1963 年 12 巻 p. 87-90

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抄録

本病害の防除にCycloheximideがきわめて顕著な効果を示すことについては前報において報告したごとくである。筆者等はCycloheximideに他の殺菌剤を配合することにより,防除効果を一層たかめることを期待して昨年度野外試験を実施したが,有機錫(TPTA)配合剤,Zineb配合剤がCycloheximide単剤よりも有効であることを知つた。この知見にもとづいて,本年度はこれまでの試験で有効であつた殺菌剤を中心に多数の殺菌剤をCycloheximideに配合し,その防除効果を検討したのでここに報告する。本研究をおこなうに当り助言をいただいた北海道大学農学部齋藤雄一教授はじめ研究グループ各位に,また試験実施に関して懇切な援助をいただいた北海道大学演習林長村井延雄教授,谷口信一教授,谷口三佐男助教授,苫小牧演習林職員各位に深甚なる謝意を表する。

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© 1963 北方森林学会
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