日本ファジィ学会誌
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ニューロ・ファジィGMDHによる座標変換を用いたポインティングデバイス
大谷 崇福山 隆之市橋 秀友三好 哲也
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1998 年 10 巻 2 号 p. 322-329

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抄録

パーソナルコンピュータは障害者の活動を支援するための道具として大きな期待が寄せられていて, 種々のポインティングデバイスが開発されている.現在実用化されているものは, 機器を使用者の遠くに設置したり, 斜め方向から顔の動きを計測すると, 顔の動きに対応したカーソルの動きが得られない.本論文ではカラートラッカーを用いて顔や頭部に付けた複数のマーカーの座標を計測することによって, カメラを任意の位置に設置できる座標変換方式を提案する.提案システムはRBFを部分表現とするNF-GMDHモデルを座標変換に採用したもので, 障害の程度や使用状態に合わせてマウスカーソルの感度を調節することができる.また口の開閉によるクリックなども行うことができ, Windows95の殆どのアプリケーションに使用可能である.NF-GMDHモデルの最適な階層数を決定する方法としてはモデルに変形を加えるディストータを採用している.

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© 1998 日本知能情報ファジィ学会
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