人間‐生活環境系シンポジウム報告集
Online ISSN : 2434-8007
第43回人間-生活環境系シンポジウム報告集
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中間期に避難所を模擬した環境が睡眠に及ぼす影響
*都築 和代
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p. 195-198

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抄録
本研究は冷暖房を使用しない中間期に、本学体育館内武道場にて避難所を想定し、災害救助用毛布を使用 して被験者実験を実施した。条件は、災害救助用毛布 1 枚を敷き、3 枚を掛けに使用した条件(毛布条件)と、1 枚の災害救助用毛布の下にエアーマットを 1 枚敷き、3 枚の災害救助用毛布を上掛け(エアーマット条件)として 使用する 2 条件で、健康な男子大学生 12 名が午前 0 時から 7 時間就寝する実験を 11 月に実施した。実験では、 屋外の気温と湿度、人体周囲の温熱環境(気温、湿度、風速、グローブ温度)の測定を実施した。被験者は睡眠変数 を算出するためにアクチグラフを装着し就寝し、生理反応として身体部位の皮膚温や直腸温、心拍数を連続測定 した。また、睡眠の前後に温冷感や快適感をアンケート用紙へ記入するとともに、OSA 睡眠調査票を用いた睡眠 感を調べた。
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© 2019 人間‐生活環境系学会
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