主催: 人間-生活環境系学会
後援: 日本学術会議
会議名: 第45回人間−生活環境系シンポジウム報告集
回次: 45
開催地: 名古屋市南区滝春町10番地3 大同大学
開催日: 2021/12/04 - 2021/12/05
p. 143-148
名古屋のまちづくりの系譜は、「清須越し」に始まる。そこで江戸時代を通じて、現在の名古屋中心部の骨格が形成された。明治時代には、名古屋は近代化の波を受けて、近代的な都市計画へと変化した。昭和戦後期は、戦災復興のまちづくりが行われた。有名な 100m 道路の建設や墓地の集団移転などの事業が行われた。現代は、暮らしやすさと環境の整備に向けたまちづくりが行われている。栄と名古屋駅周辺の両地区が、同時に再整備されつつある。特に後者では、リニア新幹線開業と連動している。そのような名古屋のまちづくりの系譜において、暮らしと環境の視点を中心に特徴的な出来事に焦点を当てることによって、名古屋ないし名古屋市の持つ特性を紹介する。