1932 年 27 巻 1 号 p. 57-63
1. 一側迷路破壞性眼球震盪ニ對シテ「ストリヒニン」及「クロラールヒドラート」,「ウレタン」,「ルミナールナトリウム」等ハ互ニ拮抗的ニ作用ス.
2.第一次ニ「クロラールヒドラート」,「ウレタン」,「ルミナールナトリウム」等ヲ注射スル事ニヨリテ減弱乃至消失ヲ來セル既存ノ一側迷路破壞性眼球震盪ハ硝酸「ストリヒニン」ノ第二次注射ニヨリテ直ニ恢復ス.
3.第一次ニ硝酸「ストリヒニン」ヲ注射スル事ニヨリテ増強ヲ來セル既存ノ一側迷路破壞性眼球震盪ハ「クロラールヒドラート」,「ウレタン」並ニ「ルミナールナトリウム」等ノ第二次注射ニヨリテ減弱乃至消失ヲ來ス.