耳鼻咽喉科臨床
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骨髄炎聾の1症例
大川内 勝治蛭沼 進
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1955 年 48 巻 11 号 p. 762-764

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抄録
原因の比較的明瞭な内耳性聴器障碍の中で予後の最も不良なものとされているものゝ中に骨髄炎の経過中に起る難聴が知られているが, 幸いにしてその発生頻度は比較的稀であつて, 我科領域に於ける報告例は未だ10数例を数えるに過ぎず終戦後は京大広戸氏より1例が報告されたのみである. 最近我々ば骨髄炎による聾の1例を経験し且つその難聴発来の経験に柳か興味を覚えたので茲に報告する.
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© 耳鼻咽喉科臨学会
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