燃料協会誌
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船舶用ディーゼル機關に就て
土屋 藤丸
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1931 年 10 巻 11 号 p. 1257-1272

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抄録
船舶推進用として現代に於て一般に採用せらるる機關の種類を述べディーゼル機關は運航上最も経濟的なる點より目下世界中に於て建造せらるゝ船舶の過半数はモーターシップにして吾國に於ても建造中船舶の八〇%を占むるの状態にあり、如斯最近の客貨船はモーターシップに非ざれば競争不能なるのみならず、快速の要求はディーゼル機關の装備を餘儀なくするに至れり、尚最近に至り複働二サイクル機關があらゆる方面より最も優越せる特色を有するを以て大中型出力の要求に對して一般に採用せられつゝあるを説明し、又燃料噴射の方法としては昔日の空氣噴射式は影を潛め無氣噴射式に移りつつあり、以上の推移發達と共に現代の舶用ディーゼル機關の大要を通俗的に述べんとす
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© 社団法人日本エネルギー学会
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