燃料協会誌
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獨逸に於ける燃料經濟
大島 義清
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1923 年 2 巻 4 号 p. 261-270

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抄録
戰後燃料の窮迫に陷れる獨逸は残存せる燃料の新加工法に就きて幾多の改良を加へたるは勿論なれども同時に熱及燃料の經濟的使用方法によりて其の能力増進に勉め燃料の積極的節約を説じつゝありウェルメステレは其目的の爲めに設けられたる機關にして工業上必要なる熱及燃料の經濟的使用の方法等に就て指導教養の任に當るのみならず家庭に於ける同問題に就そも種々の方法を講じつゝあり島のウェルメステレが政府の強制せるものにあらずして工業家及燃料問題に關係ある人々の手により自發的に組織せられ着々数果を擧げつ瓦あるは注目すべきものなり。本講演に於てはウェルメステレの組織及事業等に就て説明し術現今獨逸に於て行はるゝ燃燒淺渣より可燃物同牧の一般を述べんとす。
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