燃料協会誌
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最近の瓦斯器具の事情に就て
昭和25年2月18日第249回例会講演
金指 甚平
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1951 年 30 巻 1-2 号 p. 21-31

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抄録

ガス事業は戰災により其の製造並びに供給設備に尠なからぬ被害を蒙つたが, 終戰後進駐軍関係にガスを供給するためにサーキュレーター, アロワーフアーネス, ドメスアィックレンヂ, TW-60湯沸器等のガス器具の製作が緊急事となり, ガス事業復興の一大推進力となつたこと, 及びこれらのガス器具の構造並びに機能に就て述べた。また一般用ガス需要も増加の一途を辿つているが, これらに使用される器具に就て述べ, ガスが文化生活を行う上に最も優れた家庭燃料であることを示した。米国に於てはガス器具は安全第一に設計されており, 而も堅牢, 美装という点に於ても大いに参考とすべき点が多い。

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