燃料協会誌
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汽缶における低位炭の燃嶢について
昭和30年10月13日23回大会講演
勝部 良七
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1955 年 34 巻 12 号 p. 695-703

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抄録
小野田火力発電所においては十数年以前より発熱量4000kcal程度の低品位炭に無煙炭を牛々に混合して使用してきたが, 石炭の燃焼に関しては今日までに幾多の改善がなされた。本報では宇部大派炭および大嶺無煙炭を使用した場合の微粉炭と重油混焼の使用実績がのべられたが, 特に石炭の粉碎, 石炭の着火および定常燃焼, 微粉炭燃焼装置, 重油混焼の必要性, 友処理等に関する諸注意, 改善された点などが詳細に説明された。今後解決されるべき多くの問題があるにしても現状にて相当の実績をあげており低品位炭竜充分使用可能であると結論される。
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