光の「エネルギー」を眼、皮膚及血液にて吸收し、之を生體が如何に應用するかに付き實例を擧げて詳述し、その利害に件ひて生體の防術作用又は生理作用の賦活現象の發現を列學し、生體の光線吸收は者種光線の波長に比例することゝ、たとへ波長長き光線と難も特種の方法を施せば有效なるべき場合あることゝを陳べ、殺菌作用、創傷の開放療法、神経系統の興奮は何れも光の有益なる方面にして「ペラグラ」兎の「ブツフワイツェン、クランクハイト」及痘瘡の化膿等は光の有害なる方面として之を引例せり、最後に各色及び補色の生理的心理的作用を説き装飾照明及彩光療法等の應用に言及せり。