1980 年 44 巻 2 号 p. 109-114
ある点Oにおける, 質・量ai, 距離riにある, 質・量に関してf (a), 距離に関してg (r) の影響力特性をもつ緑地Ai (i=1, n) の, 当該特性にかかわる影響量をf (ai) xg (ri) で, 表現すると, n個全体にかかわるそれをnΣi=1f (ai) ・g (ri) で表現出来るものと仮定する。
本論では, この値をグリーンポテンシャルと定義し, 当該概念の応用により, 緑地の分布現況から構造的緑地の摘・析出にかかわる考察を行った。