造園雑誌
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景観研究の系譜 (胎頭期)
油井 正昭
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1986 年 50 巻 2 号 p. 113-118

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抄録

景観研究は, 明治以降西欧の科学的思想が導入され, 学問が進歩するのと並行して発展してきた。また, 景観は国民生活と深い係わりがあり, 国土開発が急速に進んだ昭和30年代以後は, 研究内容が広がり, 分化し, 多彩さが加わったように思われる。本論はこの昭和30年代を一つの節目と考え, それ以前を胎頭期と位置づけて研究の発展を史的に概観した。昭和30年代に至る社会の変遷と研究内容の特徴から, 6つの時代区分を設けて考察した。

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