東京農業大学農学部造園学科
1986 年 50 巻 5 号 p. 24-29
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本論は, 品川御殿山の変遷を生活史的にみたものである。海辺の丘陵地形上の眺望のよい芝生地に, 家綱・吉宗かサクラやハゼを植栽して, 江戸市民春秋のレクリエーション利用に供すべく17C半~18C半に完成した「計画的公共緑地」であった.江戸の代表的名所として定着していたことは各種名所浮世絵に明らかであり, 自然環境の変貌は各種絵図や地図に明らかである。生活史の後半は台場用土の供給, 線路用地, 宅地開発, 都市開発で次々破壊されてきたことを明らかにした。
造園學雑誌
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