造園雑誌
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アメニティ植生の構成素材として期待される数種の野生草花の種子発芽について
近藤 哲也高橋 理喜男
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1987 年 51 巻 5 号 p. 108-113

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抄録

カラフルな群落的景観の形成素材として野生草花を緑地に導入するための第1段階としてニガナほか数種の野生草花種子について発芽実験を行った。その結果ニガナは3か月の低温湿潤貯蔵により発芽が促されたが, ウマノアシガタ, フランスギクおよびミヤコグサでは, 乾燥貯蔵により, 1年間は高い発芽率を維持できた。発芽適温はミヤコグサ, フランスギクが約25℃, ウマノアシガタは約10℃ であった。

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© 社団法人 日本造園学会
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