日本舶用機関学会誌
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変動圧排気ターボ過給ニサイクルディーゼル機関におけるサイクルの近似理論的解析
永井 将浅田 忠敬
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1969 年 4 巻 2 号 p. 87-100

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抄録
機関室内気圧, 気温, 掃気温度, 燃焼最高圧力またはタービン背圧の異なるディーゼル機関の性能を比較する場合の補正条件を得るために, 排気ターボ過給ニサイクルディーゼル機関において,
(1) 排気タービンを変動圧タービンとし, 排気吹出し相当エネルギは, その理論的エネルギに利用率を乗じて導入する.
(2) 掃排気換算孔とタービンノズルにおけるガス流れの平衡は, 体積流量平衡とする.
(3) 掃気期間中のガス交換は, 完全混合と完全離層, および掃気流入瞬時熱交換と掃気完了時熱交換の中間とする.
(4) シリンダ内サイクルは複合サイクルとするが, 圧縮始め, 終わり, 主燃焼終わりおよび排気始めの圧力を実際のサイクルと合わせて圧縮, 膨張指数 (比熱の関数とする) および締切比 (定積定圧燃焼期間有効燃焼係数を導入して) を定める.なお, ガスの比熱は温度および組成によって変化するものとする.の設定のもとに, 簡単な近似理論式を作成し, 電算機シミュレートを行なった.そして, それを用いて機関室内気圧, 気温, 掃気温度または空気冷却器冷却条件, 燃焼最高圧力または燃料噴射時期, タービン背圧またはサイレンサ流路面積がサイクル特性値および性能値に及ぼす影響をは握した.またタービンおよび圧縮機効率, タービンノズル面積についても同様の解析を行なった.
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© 社団法人 日本舶用機関学会
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