パワーエレクトロニクス学会誌
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論文・研究報告・講演資料
インバータ温度分布シミュレーション高速化に関する検討
原田 浩一田中 三博大山 和伸
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2011 年 36 巻 p. 138-143

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抄録
エアコンの開発プロセスに適合した高速の熱解析手法について報告する。製品開発の初期段階では、部品レイアウトおよび放熱方法の指針を立てることが肝要であり、厳密な精度は必要としない。試作段階での放熱対策では温度精度が必要である。そこで、開発プロセスの進捗に応じて段階的に解析を行うことにより、開発プロセスに適合した解析時間と温度精度を実現した。エアコン用インバータの熱設計に本手法を適用し、モデル作成時間は2 分の1、計算時間は16分の1に短縮する結果を得た。
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© 2011 パワーエレクトロニクス学会
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