地域生活学研究
Online ISSN : 2432-1133
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岐阜市中心部にみるファーマーズマーケットの現代的意義
「パルコde朝市」を事例に
水野 利佳子玉井 弘毅真野 裕加伊藤 光毅上村 美帆西尾 健介早川 観里林 琢也
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2017 年 08 巻 p. 1-14

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抄録
本稿は、岐阜市中心部で開催されているファーマーズマーケット「パルコde朝市」の特徴と地域的な役割を明らかにすることを目的とした。パルコde朝市は、開催場所の周辺に居住する高齢者に安全・安心な食を届けたいとの目的から開始された活動である。利用者の満足度やリピート率の高さ、利用者の6割以上を60歳以上の住民が占めていることからもその重要性が伺える。また、生産者と消費者(来訪者)、生産者同士の繋がりの強化に加え、来訪者同士の交流を促す機能も有している。パルコde朝市は単なる農産物の販売にとどまらない、地域問題の解消・緩和に向けた活動の場となっている。生産者と場所の提供者であるN氏が地域社会の発展を願う「市民」として主体的に活動を起こしたものである点は、ファーマーズマーケットの極めて現代的な役割の一端を示しているといえる。
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