2014 年 22 巻 4 号 p. 265-271
人口高齢化に伴い医療行政が逼迫し,病院経営において医療業務の効率化は重要な問題になっている.医療行政も診療費用が抑制されるような健康保険ルールの改定の一例では,長期間入院の保険負担金が減少し,安易な継続入院は病院にとっての大きな収入に影響を与えることになる.したがって,現場の病院においては短期入院患者の比率増加に伴う病床稼働率低下を回避できることを含む,医療関連業務の合理化と患者の視点に立ったより質の高い医療サービスを提供することが求められている.本研究では,大規模病院において問題となっている患者入院時のベッド手配業務をITにより効率化するため,システム構築に必要な手配プロセスを見える化し,広範囲な改革改善の視点から有効な改善方法を創出した.