管理・間接部門において業務プロセスを分析し効率化するためには,現状(as-is)のプロセスのモデル化とともに,プロセスの効率性を定量的に評価し,望ましい(to-be)プロセスヘの指針を与える分析手法が重要となる.本研究は,IDEFOによってモデル化された業務プロセスを対象に,構成要素である機能間の関連性を機能の類似性によって定量化し,結合度が小さく凝結度が大きい機能群を抽出する手法を提案し,プロセスの改善のための指針を与えることを目的とする.管理・間接業務において機能は入出力の情報の内容(コンテンツ)により特徴づけられるので,情報をその内容によってカテゴリに分類し,各アクティビティのI,C,Oの情報の内容がどのカテゴリに属すかによって機能の類似性を定義する.そして数量化III類により機能の類似性を定量化し,結合度/凝結度に基づいた機能群を抽出する.さらにこの手法を実際の製造業のロジスティクス業務に適用し,手法の適用可能性を確認する.