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第7回国際地図学史会議と第5回地図学史講座
五大湖地域の地図化: その動機と方法, 他
金沢 敬
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1978 年 16 巻 2 号 p. 27-35

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抄録

昭和52年8月に米国で建国200周年にあやかる行事の一つとして地図学史に関する2つの学術集会が催された. 第1は第7回国際地図学史会議で, これは新大陸において初めて行なわれる地図学史の国際会議としての意義をもって, 首都ワシントン市の国会図書館, 国立公文書館, スミソニアン協会が会場となった. 第2は第5回地図学史講座で, 第1に引きつづく期日にシカゴ市のNewberry図書館で催された. 第1の主要テーマは王室の学問としての地図学として, 大航海時代にスポットをあてたもので, 第2は五大湖の地域の地図化として, 新大陸内陸部の地理事情解明の夜明けとその精密化の経緯を明らかにすることを目指したものである. 日本から, 海野一隆, 船越昭生, 筆者, それにスイスの岸本治子の諸氏が参加した. 海野氏の “地図の砂漠記号の起原” の発表は注目された.

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