スイス連邦国土地理局DHM25の高山地域におけるディジタルモデル化
1999 年 37 巻 3 号 p. 1-7
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1999 年 37 巻 3 号 p. 1-7
スイス連邦国土地理局では, 1984年から1996年までに全国を網羅するディジタル標高モデルDHM25が1/25,000地形図 (NM25) を基に作成された. まず始めに, NM25の持つ標高情報がいわゆるDHM25ベースモデル (等高線標高点, 湖沼の輪郭線) に変換され, 次に補間を用いてDHM25マトリクスモデルに変換された. スイスのNM25での伝統的な手法である岩場の陰影付け, 100m毎の等高線, 標高点からでは, とがった稜線の部分を正確に再現することが出来ないので, 高山地域の岩場のための特別な処理も必要であった. このことからNM25用の修正作業の一環として, 稜線部分の写真測量による立体計測が必要となった. これら付加的な素は, ベースモデルの編集と校正の後に組み込まれ, マトリクスモデルを補間する際に利用される.
