東京保健科学学会誌
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看護系大学院研究科の在り方に関する検討
杉本 正子[タカ]石 純子山本 美智代石井 法子島田 真理恵大渕 律子栃木 捷一郎山村 礎塚本 尚子城生 弘美猫田 泰敏志自岐 康子恵美須 文枝安田 美弥子岡部 聡子川村 佐和子
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1999 年 1 巻 2 号 p. 171-179

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抄録

本学の大学将来構想に寄与することを目的とし, 看護系大学院研究科8校を訪問し, 聞き取り調査を実施した。その結果, 以下のことが明らかになった。(1)発展過程にある看護学の大学院研究科を考える場合, 設置主体, 他学部他学科の有無などの関連の中で考えていくことが必要である。(2)看護学以外に他学問領域をもつ研究科の構造は, それぞれの大学がもつ教育課程の特徴によって多様であったが大きく2つに分類された。(1)医学課程と同じ学系を構成する場合, 医学課程と専攻を異にする看護学と他の領域の保健学専攻が作られ, 与えられる学位は修士(保健学)である。(2)医学課程をもたない場合, 看護学は単独で専攻課程をもち, 与えられる学位は修士(看護学)である。

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1999 日本保健科学学会
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