魚類学雑誌
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Arnoglossus yamanakai (ダルマガレイ科) の再記載, ならびに成魚の形態的特徴
福井 篤山田 梅芳小沢 貴和
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1990 年 37 巻 3 号 p. 215-223

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抄録

福井・小沢 (1988) はダルマガレイ科の幼期発育の解説の中で, ナガダルマガレイ属の1種をトウカイナガダルマガレイArnoglossus yamanakaiとして記載した.しかしその原記載では模式標本が指定されておらず, 成魚の形態も記載されていない.そこで, 福井・小沢 (1988) における最大個体を後模式標本と指定し, 東シナ海で採集された成魚と共に記載を行なった.本種は腹椎数11本 (まれに12本), 小棘のある細長い鰓耙, および雄で背鰭前方背縁近くにある黒色縦走帯により, 同属の他種から識別される.本種は東シナ海および南シナ海に分布する.

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