魚類学雑誌
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飼育条件下におけるキス仔魚の発育過程
大関 芳沖黄 鵬鵬平野 禮次郎
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1992 年 39 巻 1 号 p. 59-66

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抄録
キス (Sillago japonica) の受精卵を自然採卵法により採卵・孵化させた後, シオミズツボワムシを与えて25.1±1.0℃で飼育した.仔稚魚の発育過程を外部形態ならびに各部分長・乾重量の測定結果および組織切片標本, 透明骨格標本による内部観察を基に, 10段階に分けて記載した.この過程を急速に形成が進行する器官に注目して検討したところ, 仔魚期全体を消化器官形成期, 呼吸・運動器官形成期, 稚魚移行期の3期に大別することが適当と考えられた.全長は孵化時1.3mm, 10日齢3.9mm, 20日齢9.77mmと増加し, 全長と乾重量との関係は乾重量 (mg) =0.811・10-3×全長 (mm) 2.995で表された.
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© 日本魚類学会
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