獨協医科大学口腔外科学講座
2001 年 7 巻 1 号 p. 37-43
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ニコランジルは, 抗狭心症薬として, 1975年日本で合成, 開発され, 現在は外国でも広く使用されている。副作用の主なものは頭痛, 嘔気, 嘔吐などである。しかし最近, 本剤投与中の患者にまれに口腔内に難治性のアフタ性潰瘍が生じることが, ヨーロッパ諸国を中心に海外より報告がみられる。今回我々は, 87歳の女性において, ニコランジル投与により誘発されたと考えられる大型アフタ性潰瘍の一例を経験したのでその概要を報告した。
日本口腔内科学会雑誌
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