スギ雄花寄生菌（Sydowia japonica）を活用したスギ花粉飛散量の抑制効果

斎藤 真己; 秋庭 満輝; 服部 力; 高橋 由紀子; 山田 晋也; 本間 正敏; 鈴木 繁; 伊藤 正則; 窪野 高徳

doi:10.24524/jjpal.61.2_57

斎藤真己 , 秋庭満輝, 服部力, 高橋由紀子, 山田晋也, 本間正敏, 鈴木繁, 伊藤正則, 窪野高徳

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キーワード: スギ, 菌類, Sydowia japonica, 花粉症対策

ジャーナルフリー

2016 年 61 巻 2 号 p. 57-62

DOI https://doi.org/10.24524/jjpal.61.2_57

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抄録

近年，スギ花粉症が社会問題になっていることから，我々はスギの雄花に特異的に感染する菌類：Sydowia japonica の胞子懸濁液を散布することでスギ花粉の飛散量を抑制する方法を試みた．その結果，枝レベルではあるが，11 月に散布すると通常のスギの 3％程度まで，12 月に散布すると17％程度まで花粉飛散量を抑制できることが明らかになった．このことから，本手法はスギ花粉発生源対策として大きな効果があると考えられた．

責任著者(Corresponding author)

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