日本小児血液学会雑誌
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白血病の同種骨髄移植における好中球コロニー刺激因子とマクロファージコロニー刺激因子の併用効果
廣田 保蔵石川 清明今井 満磯山 恵一山田 耕一郎
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1995 年 9 巻 5 号 p. 347-350

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抄録
Colony-stimulating factor (CSF) であるgranulocyte colony-stimulating factor (G-CSF) とmacrophage colony-stimulating factor (M-CSF) を併用使用してCFU-GMコロニー数の増加作用を検討した.CFU-GM colony assayにおいて, G-CSF添加ではCFU-GMコロニー数は66.7±38.8, M-CSF添加ではCFU-GMコロニー数は64.6±27.9であった.G-CSFとM-CSFの両者の添加ではCFU-GMコロニー数は139±61.7であり, 併用使用のほうがそれぞれのCSFを単独使用した時のコロニー数の合計より有意に多かった.同種骨髄移植後の好中球増加作用についてG-CSFとM-CSFの併用投与では好中球減少期間は約10日であった.以上からG-CSFとM-CSFの併用投与は早期に好中球数を回復させる必要のある場合には試みる方法であると思われた.
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