人工知能
Online ISSN : 2435-8614
Print ISSN : 2188-2266
人工知能学会誌(1986~2013, Print ISSN:0912-8085)
マルチモーダルプレゼンテーション生成に関する研究(問題解決支援環境)(<特集>人工知能分野における博士論文)
官上 大輔
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2001 年 16 巻 6 号 p. 876

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抄録

本研究ではマルチモーダルプレゼンテーション生成の枠組みを提案し, 実際にシステムの構築を行った.まず, モダリティ, マルチモダリティについての検討を行い, その特性などを明らかにした.生成されるプレゼンテーションがこれらの特性をもつために必要な要件を検討し, それを満足する生成の枠組みを構築した.コンテンツの生成にはプランニングを, ユーザがシステムから受け取る表層表現の生成にはDAと呼ばれるプランナが生成するオペレータネットワークと表層表現の中間表現が用いられる.DAの利用によりモダリティの選択性や補完性などの特性が実現されている.また, この枠組みを用いて操作説明システムを構築した.次に, 構築したマルチモーダルプレゼンテーション生成の枠組みにAR(Augmented Reality : 拡張現実感)による情報提示の枠組みを導入した.透過性のあるHMD(Head Mounted Display)を用いるシースルー式ARのCGを実世界の対象物に重畳する手法がモダリティの定義を満たすことを検証し, 実際に操作説明システムを作成, その評価を行った.最後に, 生成されるプレゼンテーションに対しユーザからの要求があった際, システムが取るべき対応について検討した.作成した操作説明システムを用いてユーザにCDプレーヤの操作説明を提示, それに対するユーザの反応をビデオカメラで撮影し, 調査した.その結果, 得られた知見に基づいてシステムが取るべき対応について検討し, 対応に関する指針を獲得することができた.

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© 2001 人工知能学会
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