2001 年 16 巻 6 号 p. 881
本論文では, インターネット上で情報を探すために検索システムを用いるユーザが, 単語の組合せを入力として与える作業すなわちユーザの興味表現を支援し, ユーザの素早い情報獲得を実現するシステムを提案する.本システムの狙いは, ユーザが, 検索される側のWebぺージの情報を知り, 検索要求のもととなっているユーザ自身の興味をより具体的な単語として表せるように導くことで, ユーザの検索に用いた単語すなわちユーザの知識と, 存在する情報との間のギャップを埋めることである.そこで, ユーザが検索に用いた単語の関連語を, 実在するWebぺージから抽出してユーザに提供する.これらの単語は検索されたWebぺージ集合を端的に表すものであり, ユーザは存在する情報の特性を確認しながら, 自身の興味をより具体的かつ的確に表す単語を選び用いることで効率の良い検索を行える.また, 関連語を二次元平面上に配置したインターフェイスをユーザに提供する.このインターフェイスは, 提供する関連語を, 検索に用いられたユーザの興味を表す単語との関わりに応じて分類し, 存在する情報とユーザの興味との関係や相違を明示する.これら, ユーザが検索に用いるべき単語を想起すること, および検索のための適切な検索条件となる単語の配置を支援するシステムを本論文で実現する.