教育情報研究
Online ISSN : 2432-1745
Print ISSN : 0912-6732
小学校家庭科「調理の基礎」における基礎的知識の精緻化を促進させるプログラミング授業実践の提案
阪東 哲也 岩崎 サオ里村田 晋太朗
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 37 巻 1 号 p. 21-30

詳細
抄録

本研究の目的は小学校家庭科「調理の基礎」におけるプログラミングを取り入れた教育実践の効果を検証し,小学校プログラミング教育の充実を図るための基礎的知見を得ることである.小学校5年生33名を対象に,ビジュアル型プログラミング言語Scratchを利用した小学校家庭科「調理の基礎」における基礎的知識の精緻化を促進させるプログラミング授業を実践し,その教育的効果を検証した.分析の結果,体験型の学習の振り返りとして,プログラミングを取り入れた学習活動に取り組むことは基礎的知識の精緻化につながり,教科の確実な学びにつながることが示された.また,プログラミングで扱う題材によって,男女ともにプログラミングの興味・関心を高められる可能性が示唆された.

著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top