農業土木学会誌
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幹・支線用水路系の分水機構と水路損失について
スリランカ・ドライゾーンにおける水田用水量に関する事例研究 (II)
北村 義信江崎 要
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1984 年 52 巻 12 号 p. 1077-1083,a1

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抄録

スリランカ・ドライゾーンに分布する個々の農業用貯水池掛り水田地区においては, 幹・支線水路からの分水量に大きなバラツキがあり, 水管理上大きな支障を来たしている。とくに, 上流側分水工および小支配面積分水工の大量取水の傾向が顕著である。この傾向をもたらす要因として, ゲート構造, 用水路の粗度係数, 支線水路の通水能力等の影響のあることが判明した。また水路損失についても実態調査によりだいたいの傾向を明らかにした。

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© 社団法人 農業農村工学会
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