農業土木学会誌
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地震工学入門 (その9・最終講)
ダムの耐震設計
安中 正実
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1988 年 56 巻 5 号 p. 473-478,a1

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抄録

フィルダム・コンクリートダム双方ともその耐震設計は, 現在「震度法」を基本にして行われている。しかし震度法には, 地震荷重を静的な水平外力として扱うことなどの問題点がある。
これらの問題点を克服して合理的かつ経済的な耐震設計法を目指した調査研究が各所で行われている。アプローチの手法はさまざまで, 新しい動的解析法の開発, ダムの地震時挙動を解明するための模型実験および実ダムの地震観測などがある。これらの手法について, 事例を混えて解説している。また, 地震工学に関する研究成果をダムの耐震設計に総合化する場合に, 考慮すべき検討項目の整理も行っている。

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© 社団法人 農業農村工学会
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