農業土木学会誌
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花宗川水系におけるクリーク密度の実態とその形成
増野 途斗
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1990 年 58 巻 10 号 p. 979-987,a1

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抄録

クリークは堰隶や樋管を設置することによって水囲いを構成し, 用排水の貯水, 送水および調整機能を保有する重要な水利施設である. このクリークの密度は, 花宗川水系クリーク地域において中央部を高密度とし, 上下流側に移行するに伴って減少傾向にある. これらのクリークを用水源の相違によって 「山水」 型,「春水」 型および「淡水」型クリークに分類するとともに, クリーク密度の指標として一般的に広く表現されているクリーク率に, 新たに貯留高やクリーク平均満水深を加え, クリーク密度の実態とその形成について検討した.

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© 社団法人 農業農村工学会
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