農業土木学会誌
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機械化作業からみた大区画水田
古川 嗣彦
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1995 年 63 巻 9 号 p. 915-919,a1

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抄録
水稲のコスト低減を図るためには, 圃場の大区画化による機械作業の省力化が重要である。しかし, 現在の機械化体系は必ずしも大区画圃場に対応していないため, 圃場の区画と機械作業の関係を検討する必要がある。
圃場の区画は作業機の生産資材の補給, 生産物の搬出能力によって決定される連続走行可能距離を考慮して設定する必要があり, また, 機械作業能率が高い農道ターン方式等の圃場形態を検討する必要がある。

乗用型の大型機械化移植体系を導入して適正区画規模を試算した結果によると, 区画面積は2haが最大限度である。
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© 社団法人 農業農村工学会
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