農業土木学会誌
Online ISSN : 1884-7188
Print ISSN : 0369-5123
ISSN-L : 0369-5123
北海道の美しい風土形成に向けた合意形成と地域活性化
森瀧 亮介
著者情報
ジャーナル フリー

2003 年 71 巻 10 号 p. 887-891,a1

詳細
抄録

日本の人口は2006年のピーク後減少すると予測され, なかでも北海道の減少は大きく, 農村地域の活力の減退が懸念される。さらに, 広域分散型社会であり, 過疎化, 少子高齢化が進展している。一方, 第5次全国総合開発計画では, 札幌など地方中枢都市とこれに準じる機能・規模を有する地方中核都市, 周辺市町との連携が謳われ, 人口減少下においても地域連携と役割分担により, 生活水準の維持・向上が可能となる。
そこで, 中核都市へのアクセスなど地理的要因を勘案しつつ, 生活施設活用によるコミュニティー形成などの地域生活圏の形成および, 地域の伝統・文化の継承という歴史軸の視点を加えた風土形成に向けて, 地域住民の積極的な参加を求めることが大切であることを述べる

著者関連情報
© 社団法人 農業農村工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top